日々の記録

SNS は無限に時間を溶かすのでやらないことにした

手を動かさないエンジニア

稀に手を動かさないエンジニアに遭遇する。

仕事のやり方にはスピードと品質などのバランスがあるので、手を動かすことが正義ではない。ドキュメントや過去事例があって、それを見れば期待する動作が分かりきっているものなどたくさんある。

だけれど、技術的なバックグランドが不足している場合、そのドキュメントを読んでも動作や結果について理解できない事はよくあると思う。ではそれをどうやって補うの?というと、人に聞くというのもあるとは思う。知識が不足していて何から手を付けて良いか分からないので、学習するための助走となるアドバイスやヒントを貰うというのは良いと思う。

だけれど、不足している知識の疑問点を1〜10の答えまで人に聞こうとエンジニア(?)がいて、それだけで物事を判断しようとしているフシが見られる。

これは非常にまずいと思っていて、そもそも知識が不足している中で、人に対して正しい質問ができているかどうか判断ができない。相手は十分にその知識を持っていたとしても、質問者が間違った質問をすれば、その間違った質問に対してしか答えを得られない。さらに、類似の事象に遭遇した際に応用が効かない。根底や派生する技術知識が不足しているから。

 

彼らは何度も「似たような質問」を繰り返す。前回の質問から学んでいないというか、知識として定着しておらず、ただの文字情報としてのみ記憶しているので、全くじキーワードが存在しないと「類似事象」として気が付けない。なので一つ設定を変えた時にどのような結果になるか理解できない。

 

僕らテクサポはお客様からお金を頂いているので、そういった同じような簡単なご質問に対して快くお答えするし、なんならボーナス問い合わせみたいな感じではあるのだけれど、問い合わせてきている方はスキルが身につかない環境で楽しいのかな、と思ったり。

実際に動かしてみることで注意ポイントや、それに関連する基礎となる知識が身についたりするわけで、そうすることで次回以降の作業が効率されるので、読んだり聞いてみてわからなければ、手を動かすしかないと思うのです、まる。