日々の記録

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まんがで読破 資本論、続・資本論

資本論 (まんがで読破) を読んだ。

こういった文系の人が読んでいて当たり前系の書籍の知識がまったくないので、漫画でサクッと概要をつかめるのは非常に嬉しい。

僕らサラリーマンは労働力から生み出される利益の考え方、サプライチェーンで供給される製品のペインポイント、銀行の利益の出し方など、なんとなく分かっていた気がしていたものを改めて「うんうん、そうだよね」と確認することができた。

キャリアの半分以上を米国資本の会社で過ごしてきたけれど、毎年上乗せれる部門目標に、ストレッチしきった個人目標、未達が続いたら解雇など、まさに「資本論」のとおりに労働者として転がされているなと思った(だからといって別に会社を辞める気はないけれど)。

資本論と異なるのは、今は労働者がそれなりに力も持っているので、この漫画のように労働者をないがしろにしていてはストライキや裁判で企業として成り立たず、それなりに労働者の待遇は確保されているところだろうか。

とはいえ、「共産党宣言」(これもまんがで読破シリーズで読んだ。あとで感想を書く)のような共産主義による社会は、多くの感情で動く人間には早すぎるので、僕らが生きている間はとことん資本主義による社会が続いていくんだろうな。